外脛骨障害SYMPTOMS
外脛骨障害とはがいけいこつしょうがい
この疾患の主な症状
青年期のスポーツ選手で発症することが多いです。
外脛骨は足部で最も発生する舟状骨の副骨で、通常は無症状です。このうち疼痛を伴うものと有痛性外脛骨といいます。
小学校高学年から中学にかけて発生することが多いです。
症状は足関節内果の前下方に骨性隆起があり、同部位の圧痛と歩行や運動時の疼痛の増悪です。
原因と病態
副骨は別名過剰骨とも言われ、一般的には母床の骨と繊維性に癒合しており、足部・足関節においては多くは無症状です。しかし繰り返す動作などの摩擦による炎症や外傷による繊維性癒合部の離開により発症します。
診断
診断は単純X線で診断可能です。
予防と治療
治療はまず保存的治療を行い、局所の安静や運動の制限で疼痛が改善することが多いです。繰り返す症例では、足底板の使用や靴のパッド作成なども効果的です。これらの治療で抵抗する症例は手術が選択されます。
引用元: MB Orthop Vol.32 No.1,2019「外脛骨障害」
https://www.zenniti.com/f/b/show/b01/1090/zc01/1.html