2024年6月1日から診療報酬が改定されました。(窓口のお支払いについて)
1.国は医療DXの推進を目指しています。
かねてより、オンライン資格確認や電子処方箋のシステム導入など医療DX(デジタルトランスフォーメーションの略称で、デジタル技術で社会や生活を支えること)を進めて感染症などが起こった際の迅速な対応ができるように、またより良質な医療が受けられるように社会や生活の形を変えようとしています。
2.医療DX推進体制整備加算について
オンライン資格確認により取得した診療情報・薬剤情報を実際に活用できる体制を整備している施設(当院は施設基準を満たしています。)で算定されることとなりました。
具体的には医療DX推進体制整備加算8点(初診時に月に1回に限り8点が算定されます。)
3.医療情報取得加算について
オンライン資格確認のシステム導入が原則義務化されたことを踏まえ、これまでの『体制整備にかかる評価』から『初診時などの診療情報や薬剤情報の取得・活用にかかる評価』に変更されました。くわえて名称が『医療情報・システム基盤整備体制充実加算』から『医療情報取得加算』に変更されました。
具体的には初診時に月1回に限り、再診時は3か月に1回算定されます。
☆マイナ保険証を利用した場合:これまでの2点が1点に変更されました。
☆マイナ保険証を利用しない場合:これまでの4点が3点に変更されました。
マイナ保険証を利用すると、お支払い額が少しお得になります。
4.その他の主な変更点
・初診料 :288点→291点
・再診料 :73点→75点
・処方箋料 :68点→60点
・一般名処方加算1 :7点→10点
・一般名処方加算2 :5点→8点 に変更されました。
5月までと全く同じ診療を受けても、お支払い額が先月から変更されていることが予測されます。患者様にはご不便をおかけしますが、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。