腰椎椎間板ヘルニアSYMPTOMS

腰や臀部が痛み、下肢にしびれや痛みが放散したり、足に力が入りにくくなります。
背骨が横に曲がり（疼痛性側弯）、動きにくくなり、重いものをもったりすると痛みがつよくなることがあります。腰椎分離症が腰を後ろにそらせた時に疼痛が出現しやすいのに対して、腰椎椎間板ヘルニアは腰を前に曲げた場合（前屈）に疼痛が出現しやすいです。椎間板には座位で立位よりも1.6倍ほど圧力がかかると言われているため、長時間座っていると症状が出現しやすいです。

椎間板は線維輪と髄核でできていて、背骨をつなぎ、クッションの役目をしています。その一部が出てきて神経を圧迫して症状が出ます。
椎間板が加齢などにより変性し断裂して起こります。身体の硬さ、肥満、悪い姿勢での動作や作業、喫煙などでヘルニアが起こりやすくなることが知られています。

下肢伸展挙上試験（膝を伸ばしたまま下肢を挙上し坐骨神経痛の出現を見る）や下肢の感覚が鈍いかどうか、足の力が弱くなっていないか等で診断します。さらに、X線（レントゲン）撮影、MRIなどで検査を行い、診断を確定します。ただし、MRI画像で椎間板が突出していても、症状が無ければ多くの場合問題はありません。