グローインペイン症候群(鼠径部痛)SYMPTOMS

グローインペイン症候群(鼠径部痛)とはぐろーいんぺいんしょうこうぐん

この疾患の主な症状

サッカー選手に多く報告されている鼠径部痛のこと。レントゲン検査では分からないことが多く、なかなか診断がつかないことが多い。
鼠径部痛(サッカーのキック動作での疼痛など)があります。

原因と病態

上肢~肩甲帯~胸郭~骨盤~下肢への運動連鎖が崩れていることが原因と言われています。片脚立位でのキッキング動作、切り返し動作を繰り返す競技において、恥骨結合周囲に微細な損傷が繰り返し生じることが原因と考えられています。病態としては多岐にわたり、恥骨の疲労骨折、腸腰筋損傷や内転筋などの筋損傷などが報告されています。

診断

X線では分からないことが多く、MRIで評価をします。初期の段階ではMRIでも分からないことがあります。

予防と治療

保存療法でエビデンスレベルが高い報告(これをすれば劇的に疼痛が改善する方法)は少ないです。疼痛のある動作を避けると同時に胸郭の可動性と体幹機能、上肢~肩甲帯~胸郭~骨盤から下肢への運動連鎖を改善させる運動療法を行います。

引用元: Monthly Book Orthopaedics「グローインペイン症候群(鼠径部痛)」
https://www.zenniti.com/f/b/show/b01/1022/zc01/1.html

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