ロコモーティブシンドローム(ロコモ)SYMPTOMS

ロコモーティブシンドローム(ロコモ)とはろこもーてぃぶしんどろーむ

この疾患の主な症状

ロコモは運動器の障害によって「立ち上がる、歩く」という移動機能が低下した状態のことをいいます。ヒトの歩行の特徴は、股関節の過伸展と膝の伸展、そして足部での蹴りだしによる大きなストライド歩行にあります。高齢者の方の中には、股関節と膝の伸展不足と、足部での蹴りだしの減少により、歩幅の減少が目立つようになる方が多く見受けられます。

原因と病態

診断

<評価方法>
1. 立ち上がりテスト
2. 2ステップテスト(最大の歩幅をみるテスト)
3. ロコモ25(自記式質問票)
これらのチェックを行い
ロコモ度0(正常)
ロコモ度1(移動機能の低下が始まっている状態)
ロコモ度2(移動機能の低下が進行している状態)
ロコモ度3(移動機能の低下が進行し、社会参加に支障をきたしている状態)の
4つに分類します。

予防と治療

ロコモ度1の段階で治療(ロコトレをはじめとする運動やバランスの取れた食事)を開始するのが好ましいです。腰部脊柱管狭窄症や下肢の変形性関節症などの基礎疾患によりロコモ度が低くなっている患者さんも多くおられると思います。外来通院を通して、できるだけロコモ度が下がらないお手伝いをさせていただきます。

引用元: 整・災外61:673-678,2018「ロコモーティブシンドローム(ロコモ)」
https://www.kanehara-shuppan.co.jp/magazines/search_list.html?kubun=05527

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